本当に幸せですな。

まぁ、今日だけは許してあげましょう。好きにしなさい。って事ではなく、フォトグラファーからの注文でした。

次はディナーの様子をご報告致します。
なにやら結婚式場や雑誌のモデルみたい。

決してこの日が最高ではありませんよ。これからさらに楽しい事が二人の生活にある事を忘れずに。ゆうすけ君の優しさとめぐたんの飄々とした明るさで新しい家族を作り上げて行って下さい。

さて、数枚のポートレート撮影が済んだところでコーディネーターからフォトグラファーの紹介がありました。彼は写真家の肩書きともうひとつ特殊な才能があるとの事です。なんと彼はプロのマジシャン。皆の緊張を取り除こうと様々なマジックを即興で見せてくれました。一本の煙草があっちからもこっちこちらからも出てきます。それぞれ地面に捨てているのに。う~む、誰が後で掃除をするのだろう?なんて、野暮は言わない事。それとコインマジック。指に挟まれたコインが親指と人さし指から中指、薬指へと鮮やかに移動して行きます。最後に空へ投げ上げるととてつも無く大きなコインが落ちてきました。ほら、こんなに大きくなっちゃったって、思わず私も大きな耳を連想しましたが、持って来てないので次回日本での披露宴の時忘れなかったら挑戦してみよう。

挙式も無事終了し、ひとまずホテルへ。夕方からメモリアルディナーだ。なにやら若い女性シェフが部屋で我々だけのためのディナーを用意してくれるとか。楽しみ。ちなみにワインビールは飲み放題です。やったぁ~!
二人の足下。

フィリップ牧師の合図でフラワーシャワーが。コーディネーターから投げた瞬間に飛び上がってと言われ照れる二人。家族全員で花びらを投げ上げる。とても嬉しそうな二人の笑顔。新郎は新婦の手をしっかり握る。見つめあう二人とそれをにこやかに見守る家族達。人生最良の日とはまさにこの事。Another finest day.

ブーケをもらった我が娘の目が潤んでいる。新婦の母上が我が娘にフラワーシャワーをしてあげると言って教会の横に立たせ、全員で花びらを。さらに感動の涙を流すたわい無い我が娘。

娘1号に後で聞いた所に寄ると、保証人の署名をしている時に泣いてしまったのは感動したからではなくて、自分の名前を英語で書く時にやっぱり緊張してYuと書き出す所を、Yoと間違って急に悲しくなってきたそうな。嬉しくて泣いたのではなく悲しかったからだそうです。それを新婦の母上、伯母さまはなんて純情な子なんだと勘違いをされて彼女の大ファンになってしまったそうです。あっちゃぁ~。頑張れ!1号!
式も終わり教会のドアの前で記念撮影

マオリの感謝の言葉Naumai,Haeremai,haeremai e te manuhiri tuarangi. tena kotou tena kotou, tena kotou katoa.英語ではWelcome,welcome. Welcome to our visitors from far away. Welcome,everyone. Welcome,welcome.指輪の交換の時、フィリップ牧師が二人に尋ねました。Megumi, of your own free choice will you take yusuke to be your husband? Will you love him, comfort him,honour and keep him, in sickness and in health, and forsaking all others be faithful to him as long as you both shall live? these rings will remind you of the promises you have made before us this day. They show the whole world that you are husband and wife.この後、二人が順番に誓いの言葉を述べ互いの手を握りあいます。そして、神からの祝福。The Blessing.二人が誓いのキスを。参列者からは拍手が。母上やおばさまの目にも真珠のような涙が。そして、The signing of the register.結婚証明書に署名。証人として新婦の兄上と我が娘が署名しました。娘はなにやら感極まって涙があふれておりました。The Blessing of all who have gathered.

挙式もつつがなく終了し新郎新婦は笑顔でこの写真のとおり笑顔で参列者へご挨拶となりました。

若いカップルの人生の出発にふさわしい式でした。テカポ湖の澄み渡った青空と小さな石造りの教会。簡素で心にしみ入る結婚式でした。この後、披露宴で明かされる数々の真実!乞うご期待!
指輪の交換

最も厳粛なる時。お互い緊張しつつも時折二人は笑顔を交わす。傍で見ているおじさまおばさまも一緒に微笑む。

さて、一昨日は帰国後の両親ー私の兄ーからお食事のご招待が在りました。とても美味しかったです。湘南のたか亭の懐石料理。その後新居にお邪魔して挙式のビデオを強制的に見せられました。メグタンの煎れてくれたコーヒーとても美味しかったね。

さて、翌日は日曜日。今度はお父さんとしての役割発生。千葉に住む娘2号の状況確認の為、東京ディズニーランド舞浜駅で待ち合わせました。娘にお土産を渡し、それとなくいろいろ詮索。その後、われら夫婦は東京ディズニーシーへ。午後3時からの入園もなかなか良い。最後のプラビッシーモまで堪能させていただき電車にて帰宅。まったりして風呂に入り、テレビをつけたら、なななななななななななななんと!テレビぶち壊れぇ~!

して、月曜日はとんでもなく忙しい一日であった。電気屋に走りなんでもいいからすぐ持って帰れる液晶テレビを購入。ひいこらいって運んで、2階から35キロ程もある大型テレビをやっとこ下ろし、汗だくだくで~す。なかなか良い事ばかりは続きません。人生は深い。
自信満々の新郎と控えめな表情の新婦

さあこれから牧師様のフィリップ君のもとで挙式が始まる。ウエディングマーチのオルガン演奏。扉が開き新婦が父親代わりの兄上とともに入場。彼女の手を新郎が受け取りフィリップ牧師の前に神妙な面持ちで立ちました。すかさずシャッターの音が小さな教会の中に響きます。新婦のしとやかな表情と自信満々な新郎が頼もしく見える。素晴らしい。新郎が小さな時から手を引いてディズニーランドや夏休みの温泉旅行に家族全員で行った事などが思い出されました。妻も感動したらしく目が潤んでいます。

隣に目をやると、新婦の母上も。あとで聞いたところに依れば、おばさまは感動で鼻をかみたくなったのだが、ここでかんでしまったり、鼻をずず~っとすすってしまうと撮影中のビデオに永久に記録されてしまうので、必死に堪えていたそうです。娘1号も同じ状態だったそうな。みなさまも気をつけて下さい。

だちかんぞ 撮影中の はなすすり

いつもながら季語がない。
二人を乗せるHolden Statsman V8 5.7litter

教会まで我々はケウ゛ィンの運転するミニバスで。新婦の母上とそのお姉様は結婚式よりも『ケウ゛ィンかっこいい』とキャァキャァ騒がれております。ヨン様に負けない程の熱烈な眼差しを送っておられました。いいねぇ、最近のお姉様方は素晴らしい。彼はなかなかジェントルマンで奥様方が車を降りる時にはちゃんとお手を貸してサポート。万全のサポート体制にNickはちょっとひがんじゃう。てなことはありません。

車にリボンを付けはじめまして、それが終了したらホテルまで迎えに行くのでしょう。否が応でも盛り上がって参りました。つまも久々の結婚式参列に、恒日頃私に向けられております厳しい眼差しも、なんとなくゆるみ、ちょと着飾ったワンピースにブレザーという日頃見慣れない華やかな装いに、ちょとお化粧なんかもしちゃって、浮き浮きしているのを見るのは良いものです。式が始まると我々も教会に入って行く訳ですが、椅子の足にケッツマづかない様にしなくては。もしもの事が在ればマイナス百万点は確実です。うひゃぁ~。うちは悲しきかなポイント制度なのね。
明たばかりのひそやかな日差しにわずかに浮かび上がる『善き羊飼いの教会』

わずかに浮かんでしまったのは私のビデオについているおまけのデジタルカメラのせいです。もっと画素数が多ければはっきりくっきり映ったのですが。

結婚式と云うのはなぜこんなにワクワクするのでしょう。若い二人はかなりの緊張のはず。我が娘第一号はいとこの結婚式であるにもかかわらず、昨日コーディネーターの方から結婚証明書に証人として住所氏名を記入して欲しいと頼まれて、すっかり緊張したらしく何度も英語で自分の名前やら住所などを書く練習をしておりました。人一倍緊張するたちなので多分絶対に間違えるでしょう。あぁ~あ、しっかりせぇ~よ!と、心の中で激励するのみ。周りでいろいろ言うと余計にプレッシャーになるから気をつけなくちゃ。なにごとも忍耐が肝要です。とりあえず書き方の見本を書いてあげました。いつ迄たっても父は大変だ。さて次は挙式の開始であります。
雲ひとつない。快晴。朝もやの中に太陽が顔を出し、湖面が光り輝き出した。

午前6時。なんと素晴らしい夜明けだろう。さほど寒くない。テカポの街はまだ眠っている。ここから二人の新しい人生がスタートする。クワクワッと鳴きながらご飯を頂戴と寄って来る鴨たちもまだ顔を見せない。それにしても図々しい鴨達だ。昨日はちょっとばっかし餌をあげたら指にまで飛びついて来た。なんちゅうやっちゃ!