ようやくハ-ミテ-ジに到着。仰ぎ見れば空にそびえるマウントクック。
 久しぶりにお目にかかれた感慨にふける暇も無く、全員トイレに直行。バスにはトイレもあったけど
(確か)ドアを開けて驚いたのは、大理石張りの床、ガラス張りの3畳ほどもあるりっぱなエレベーター。凄いぞ、NZ! いつの間にこんなに儲けたんだ?さすがに経済発展中の国だね。どこもかしこも田舎臭い所はありません。強いて言えばNZ人だけかな?

 さあこれから昼飯の問題だ。聞けばブッフェスタイルでお一人様39ドル(ちょっと曖昧)
 う~む、全部で8人だから全員御馳走してあげる訳にも行きませんし、と、ふにょふにょしていたらどこからか家族単位で払おうよ、と、神の声が。ブッフェはたくさんいろいろ食べられるけど、ただただお腹が満腹になるだけで、味わいや何喰ったか覚えていないのが寂しい。ビールを飲んだのは記憶にございます。認知症万歳!
出発時の待ち合わせ場所


 ここでマウントクックまで行くバスを待つ事になり、一同ガラガラとスーツケースを引っ張っておりますと、左側ベンチにお座りの旅行者風の女性3名から声がかかる。『昨日の結婚式はとても素晴らしかったわね。お天気にも恵まれて最高だったね』と。『ありがとう。とても思い出深く、質素だけど素敵な結婚式になりました』新郎新婦も路行く人にも祝福されてよかったね。おじさんも嬉しい。

 今日からはカシミアハイツウエディングの皆さんとはお別れして、マウントクックツアーのバスで一路ハ-ミテ-ジを目指します。この日も晴天に恵まれまさにドライブ日和。添乗員の話に寄ると2、3日前まではほとんどハ-ミテ-ジからはマウントクックは見えなかったけれど、今日は最高でしょうとの、嬉しいお言葉。あと、ひとつ驚いたのはドライバーが歌まで唄ってくれること。まえはこんなサービスは無かったような。他の国でもそうなんでしょうか?オーストラリア出身の運転手はジョークまじりの訳の分からん冗談みたいな田舎の歌を沢山聞かせてくれました。『真夜中に電気の点いてないトイレに酔っぱらって座ったら下から蜂だか虫だかがどうしたこうした、なんて言う歌ばっかりで結構笑えた。

 さて、これから先日の法事に出席できなくてご仏前を頂いた方にお礼の葉書を書かなくては。いかん!いまうっかり『お祝い』と書き込みしそうになった。祝い事と仏事が重なるとこんがらがっていけません。しっかりしろ、Nickおじさん!
今日も一生懸命頑張ったので午後はコーヒーでも飲んでまったりしよう。

 クロールで1キロ休まず泳いで16分。今まで20分が平均だったからかなりの記録更新。でも、最後の方で結構ばてて、ターンしてコースロープに頭が引っかかり溺れそうになった。

 さて、helenなる女性から一通の手紙が来た。開封すると『貴殿がAuckland AirportのVodafoneで借りたSimがまだ返却されておりません。つきましては違約金として55ドル口座から引き落とさせていただきます。2週間以内に連絡の無い場合は即日実行します。』

 なんだとぉ~!ぶっ飛ばすぞ~!と、メールで連絡。実際のところ返却予定日に確かに返却したし、Agreement Receiptも保管してあるので文句有るなら宅急便で送ってあげますぞ、と申し出た所、
すぐに返事が有り、『大変申し訳有りませんでした。当方の間違いでした。お許し下さい。』との連絡有り。判ればよろしい。今回は許してあげよう。

 あの国は結構このような間違いが多いので皆さんも明細書やレシートなどは3か月くらい保管しておこう。私の友人は電気ガス水道など絶対に銀行自動引き落としはしないそうです。危ないからね。
ね、しぶちゃんそうだよね?
 英語が不十分でこんな手紙が来たら55ドル=4400円くらいならしょうがないかと、泣き寝入りをしてしまう事もあるでしょう。でも、こんな間違いを許してはなりません。皆様も気をつけてね。
間違えないで買いましょう。


 さすがに日本人の観光コースだけにサービス満点。炭酸の有無が表示されています。更に驚いたのは
ボトルに普通の水と印刷されたものまであるとは。便利になったものです。

 家族一同ホテルの部屋に引き上げ、明日の出発の準備です。明日は9時にぺトロールスタンドに集合し、一路マウントクックへ。そこからクライストチャ-チヘ。多分到着は夜7時過ぎになるとの連絡がコーディネーターから入りました。

 マウントクックは4回目くらいだろうか。以前来た時は大きな建物で、レストランには大きな窓が有り、そこのラウンジからは青空にそびえ立つマウントクックの勇姿が一望できました。ロビーの床は木製のフローリングでいかにも山小屋風の雰囲気がありました。予報に寄れば明日も天気が善いらしい。バスからの景色も最高だろう。居眠りにも絶好のロケーション?です。
これが私です。イメージとして。


昨日はゆうすけ&めぐみの日本での披露宴が水天宮のロxxルxxxクホテルにおいて盛大に且つ厳粛に、ちょっとのんびりムードで執り行われました。新郎新婦も2回目ともなるとかなりリラックスムード。
前日からこのホテルにお泊まりになられたお二人はタラフク豪華なご夕食をお食べになられたと見えて頬もかなりふくよかで、新婦はウエディングドレスのお腹がきついと盛んに嘆いておられました。あっと言う間にプリプリにならない事をお祈り申し上げます。おじさんとして。

私は司会の大役を申し付けられ、全く断る事無くお引き受けしました。前日の打ち合わせまでほとんど頭が真っ白な状態。どんどん時間だけが過ぎ、気が付いたら会場の前方左側に立ちすくんでおる状態。
しかし、おじさんとしてど~んと引き受けた以上、余裕?貫禄?を見せねばなりません。

このような時は、慌てず騒がずビールの2、3杯もイッキ飲みして余計な事を喋らんのが鉄則。つい知ったかぶりしていろいろ喋って話の収拾が付かなくなる事は避けねばなりません。なるべく話題を列席者に振ったり、新郎新婦をちゃかしたり皆の視線がこちらに来ない様にするのが良いかなと思ったりもします。新婦のぱぱのご挨拶も良かったし、新郎のおとんの話も良かった。特に、新婦パパは盛んに涙を拭いておられました。

これから結婚を考えておられたり、独身の方達は自分のことも大切ですが、ご両親を喜ばせるようなアイデア一杯の披露宴を挙げて下さい。

私は帰りがけに自分の母から『立派に司会を務めてご苦労様』と、お小遣いを貰いました。やはり幾つになっても母親からのお小遣いは最高です。らっき~!
デザート。これはNZのケーキにしては過剰な甘さは無くほんのりバニラのお味とオレンジの香りが素晴らしい。



これはうまい。日本人のために作ったとしか想えないあっさりしていて、フルーツがおいしくてマッタリしていて、美味しゅうございました。

このあとシェフとコーディネーターの挨拶があり、満腹で身動きのとれなくなった我々はシェフに感謝の言葉を述べさせていただきました。『It's so delicious!』 『thank you so much』『Amazing!』
『Fantastic!』と知ってる限りの英語でお礼のお言葉を。若いシェフは顔を赤くして恐縮しておられました。さて、宴会はまだまだ続きますと言いたい所ですがここはさすがに早めに切り上げた方がよさそうです。我が家族も早々に会場をでて部屋に戻ります。戻る途中、コンビニで水を買いましたが
その棚の表示が日本語だったのはびつくりしました。さらに水のペットボトルに漢字ひらがなでかかれたものがあったのには再度びつくり。そのボトルには『普通の水』と書いてありました。棚には『炭酸あり』と『炭酸なし』来週この画像をアップしたいと思います。日本人一杯来るんだね、きっと。
ホテルの近くのバーのウインドウの中で一晩中新婚カップル祝福の演奏を続ける異星人


さて、今日は大変疲れたのでディナーの報告はお休みです。

 朝から病院で定期血液検査に行って参りました。大きな注射器に2本程採られた。腕がじ~んとしびれてきます。
 新築なりました某みなと赤十字病院は大変奇麗で職員の方も親切に対応して下さいました。順番待ちもあまり無く1時間程で完了。再来週検査結果を聞きに行きます。

ちなみに今晩の献立は;
ラザニアーーボロネーゼとホワイトソースをラザニアで交互に敷き詰めてオーブンで焼きます。
      茄子も拍子切りにして入れました。
もやしと絹サヤを軽く茹でて乱切りしたトマトをドレッシングで頂きます。
デザートはスイカにぶどう。
もうくたくたでこれくらいで勘弁してもらおう。
柔らかなニュージーランドラム料理

 このラム肉は最高にジューシーでグリルの加減も素晴らしい。オーブンの温度が高すぎたり、時間をかけ過ぎると堅くなったりせっかくのジュースが台無しに。私も現地人に教わって何度か試しましたが後2、3回は試行錯誤が必要かと。最近は近所のデパートでもニュージーランドラムが手に入るようになりました。あと、近所の諸先輩方にお願いしたいのですが、マトンじゃないよ、ラム子羊だよ!それから最も旨いのがラムとマトンのあいだの2才直前のお肉が最高だそうです。

 野菜の茹で方もやはりプロですね。堅過ぎず柔らか過ぎず美味しゅうございました。

 さて、話変わって、昨日は我が家の法事、今日はお隣のお通夜。来週の日曜日は彼等の日本初公開の結婚披露宴。毎週かなりのハードスケジュールとなっております。
アントレ

焼いたパイ生地の上にバターと生クリームで和えたポテト、そのうえにここぞとばかりにたっぷりのサーモン。さすがにテカポにはサーモン牧場と云うのがあって新鮮そのもの。この牧場からは全国各地に出荷されているそうな。日本にも多分送られているのでしょう。サーモンは全く生臭くなく、とろっとしていてお口の中でトロけてしまいます。一般に白人はしっかり噛むお肉などが好みの様ですが、ここNZは老人大国でもありマッタリとろとろが以外と受けています。
この写真の一番左の白い服を来た女性がシェフ。

残念ながら名前は忘れました。しかし、腕は一流です。さすがNZだ。味もいいが量もすごい。まずはシェフの自己紹介から。家族の面々もすっかり緊張もほぐれ、すこしお酒も入って和やかな雰囲気となっております。